こんにちは、藤縄です。
台湾では暑い日が続いております。
7月は日本、台湾ともに観測史上初めての台風のない月になりました。
しかし、8月になって台風が立て続けに発生し、つい先日台風6号が台湾の西側、澎湖島や金門島を掠めながら通過していきました。
台風が通過し、カラッと晴れた翌日に私は取材調査も兼ねた猫村探索をしてきました。
今回は、侯硐(猴硐)猫村を探索をしてきたので、そこで体験したことを書いていきたいと思います。
この前の台湾探索記につきましては、こちらから
猴硐猫村とは
猴硐について
猴硐猫村とは名前の通り猫がたくさんいる村なのですが、具体的にはどのような場所なのでしょうか?
「猴硐」と言う名前の由来につきましては、昔より、この土地に猿の洞窟が多くあったことからといわれています。
猴硐は、日本統治時代には炭鉱採掘が盛んに行われていたとされ、ここには、その名残を残す施設の跡地がまだ残っております。
元々、日本統治時代に炭鉱の街として栄えていましたが、石炭の需要の低迷による業界の衰退から、人がいなくなり、猫村となるまでは過疎だったらしいです。
では、なぜ猫村と呼ばれるようになったのでしょうか?
なぜ、「猫村」と呼ばれる観光地になったの?
元々、猴硐は猫村とは呼ばれていなく、猫村と呼ばれる前までは、観光客がほとんどいない過疎街でした。
この頃から、多くの猫が街に生息していましたが、2009年頃の観光客が当時のインターネットやSNSにこの猫が多くいる写真やブログ投稿したことによって、猴硐には「猫」が多くいる村ということが多くの人々に認知され、話題となったことで「猫村」として再び脚光を浴びる機会が設けられたのです。
ここから、観光客は増え始め、地元住民の人が猫の共存できる空間を作り観光地化がなされたことで地域活性化され、現在に至る猫村が誕生しました。
猴硐猫村以外で、台湾でインターネットやSNSの力によって観光地化した他の場所に「抹茶山」があります。
アニメや漫画の聖地になったり、映画の舞台等で認知度が上がった街が観光地化することがあります。
しかし、一般人が発進した情報が、インターネットやSNSの力で多くの人に認知され、観光地化されるのは、現代ならではなのでしょうか。
台北車站から猴硐猫村への行き方
猴硐猫村へのルート
猴硐猫村へは、台北車站(台北駅)から電車にて行くことができ、台北駅から各駅停車で約1時間(運賃は片道56元)ほどで猴硐駅に到着します。
宜蘭や蘇澳行きの電車ですと、途中乗り換えもなく、猴硐駅まで快適に行くことができます。
基隆行きや急行車だと、猴硐駅に行かないので、それを避けるためには、八堵駅(Badu)で乗り換えるなどをする必要があります。
以下、八堵駅となりますが、三坑は基隆行きのルートですので、八堵駅でお乗り換えになる際は暖暖行きの電車に乗るようにしましょう。
また、電車からバスで九份へ行く際の最寄り駅となる瑞芳駅からも路線バスが出ております。
もし瑞芳駅から猴硐駅へ行く場合は、宜蘭線を用いるか、猴硐の先の十份行きの「平渓線」の電車を用いれば猴硐に行くことができます。
猫村では、人の出入りが多いからか、検温をやっていました。
いつもは改札を抜けたら猫ちゃんがいたりするんですが、今回はいなかったです。
でも外にはたくさんの猫がお出迎えしてくれますよ🐱🐱🐱
もし台北駅でお腹が空いちゃったらどうする?
平日は10分20分間隔で猫村行きの電車が来ますが、お昼前に移動する場合、お腹が減っちゃうこともあると思います。
そんな時は、電車乗り場改札前の「台鉄弁当(台鐵便當)」があるので、そちらを御賞味されることもお薦めいたします。
台鉄弁当は、台湾の日本統治時代から始まる由緒正しき駅弁で、台北駅に本舗を構えています。
ここ、台鉄弁当の排骨便當は量はもちろん味も折り紙付きで、販売価格60元(約216円)とコスパ抜群で一番人気間違いなしの商品。
お昼前に小腹が空いたら、是非召し上がってみてはいかがでしょうか。
なお、冷蔵はされてないですが、店頭に飲料も売っております。
私は小腹が空いていたので、取材に行く前にお弁当を買って食べてしまいました。
なお、電車の待ち時間の間でも、社交距離が取れていれば、マスクを一時的に外して飲食することができました。
2020年8月12日現在、公共交通機関を利用する際はマスク着用義務があり、マスクをしていなければ改札口を通ることができません。
台湾の心遣い、そして、お弁当も暖かいですね。
(→続きます)