【2020年】台湾の物価や給与事情を調べてみた。日本との物価の違いは?お得な両替方法は?

皆さんは台湾へ旅行へ行ったり、移住を考えたいと思ったことがありますか?

日本から3時間で簡単に行くことができる台湾。

台湾に旅行する、またはワーホリしたい、移住したいという人が気になるのはまず費用、物価の面だと思います。

日本では一般的に家で手料理を食べるという文化が浸透していますが、台湾の家庭では3食とも外食だということは決して稀ではありません。

日本で毎日外食を食べていたら結構な出費になると思いますが、給料の水準が低い台湾で外食ばかりしてて、大丈夫なの?という疑問があると思います。
収入の有無、程度にもよりますが、答えは『大丈夫です』と言ってもいいでしょう。

ここでは、台湾の物価(主に台北付近になりますが)や、台湾ワーホリの給料(一例として)について簡単に紹介したいと思います。

 

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台湾の基礎情報

 

 

台湾の基礎情報は以下の通りになります。

正式名 中華民国
首 都 台北
面 積 約36000平方km(九州とほぼ同じ面積)
人 口 約2300万人
言 語 中国語、台湾語、客家語、台湾元住民語
通 貨 台湾元(1台湾元=3.6円:2020年2月現在)
※【通貨単位】台湾ドル・台湾元・NTD・NT$
民 族 漢民族、原住民
宗 教 仏教、道教、儒教、キリスト教など
時 差 1時間(日本より1時間遅れ)

※台湾で使用される通貨の名称は多々ありますが、どれも同じです。

台湾の通貨と両替方法

台湾の通貨は?

台湾では台湾元が使われています。台湾ドル・NTD・NT$(ニュー台湾ドル)と名称は多々ありますが、どれも同じです。

レートの相場は?

現在のレートの調べ方については、Googleで「台湾ドル 円」等のキーワードで検索すると、現在いくらなのかを簡単かつ瞬時に知ることができます。

レートの相場は、1台湾元=3.67円。(2020年11月16日現在)

ここ数年、1台湾元3.5〜4円の間で取引されています。

普段流通している硬貨・紙幣の種類は、硬貨が1元・5元・10元・50元。紙幣が100元、500元、1000元です。20元硬貨、200元、2000元紙幣も流通されていますが、日本の2000円札のような立ち位置で滅多に見ることはありません。

過去のレートの推移については、下記のページでチェックできます。現在の台湾元がどれぐらいの値段なのかを比較する時等にご活用ください。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=twdjpy

お得な両替方法は?日本で両替?台湾で両替?

日本円から台湾元に両替するには、主に以下の方法があります。

  • 日本の銀行で両替
  • 日本の空港の両替所で両替
  • 台湾現地の空港の両替所で両替
  • 台湾の銀行で両替
  • ATMでキャッシング

ここでは、日本円から台湾元に両替する際のオススメの両替方法について解説します。

 

台湾現地の空港の両替所で両替

日本円から台湾元への両替は、台湾現地の空港で両替されることをオススメします。現地空港で両替する方が、日本よりも換金レートが良く手数料も安いためです。

実際に両替する時に必要になるものはパスポートの提示のみで、空港の両替手数料はおおよそ30台湾元(約108円)となります。渡された金額の確認のためにも、その場で渡す日本円の確認と台湾元の確認をした方がいいです。

台湾元から日本円への両替も同様に台湾現地の空港で行った方がいいです。(次回の旅行のために取っておくという手もあります)

 

台湾の物価

 

 

台湾とはどのようなものがあるのでしょうか?

常夏?フルーツがおいしい?鼎泰豊の小籠包?タピオカミルクティーの発祥地?少し考えて挙がるのはここら辺だと思います。

 

まず、台湾でメジャーなものの物価を以下の表にまとめました。

タピオカミルクティー 40~50元(約150円~180円)
MRT(地下鉄) 最短区間運賃 20元(約72円)
ホットコーヒー(S) 【マクドナルド】
30元(約108円) 日本:100円
【コンビニ】
25元(約162円) 日本:100円
マクドナルドのセット
(ビッグマックセット)
120元(約432円)
小籠包(10個入り) 200元(720円)
タクシー 初乗り運賃 70元(約252円)
中高級ビジネスホテル 2000元(約7200円)
ゲストハウス 700~1000元(約2520円~3600円)
アパートの家賃
(一人部屋、新北市の場合)
約6000~9000元(約21600円~32400円)
たばこ 105元(約378円)
ペットボトル飲料 35元(約126円)
ミネラルウォーター 15元(約54円)
スターバックスラテ 105元(約384円)

 

 

 

上記の表を見ると、結構安いかな?と感じます。

日本でもタピオカミルクティーは売っていますが、一杯500~600円くらいはするし、電車の最寄りの運賃は140円くらいでした。

こう見ると、日本より物価は安いのだなあと感じます。

しかし、ワーホリ生が住む所は日本ではなく台湾。

日本と比較して、給料の違いや食文化の違いも当然あることから、いくら物価が安いといっても気をつけなければいけないこともあると思います。

台湾のアルバイトの最低時給はいくら?

 

 

2020年12月現在、台湾で法令で定められているアルバイトの最低時給は158元/時間からです。

就労ビザを取って、台湾現地で仕事をする場合は、法律で外国人用の最低時給が法令で定められているのですが、ワーホリや学校から許可を受けてアルバイトをする外国人学生は、基本的には台湾の人と同じ待遇となります。
語学センターで語学留学している学生、あるいは、台湾の大学に正規留学している外国人学生がアルバイトで働く場合、週の労働は20時間までという制限がありますが、ワーホリの人が働く場合は、基本的に就労時間や職業選択などの制限はありません

すなわち、ワーホリ生は社会人と同じように働いて生活することもできる訳です。(あくまで文化交流や語学学習を主として、目的達成のためにアルバイトが許可されているのがワーホリ制度ですが😅)

それでは、法令で決まった最低賃金(端数を抑えるため160元で計算)でフルタイムで労働した場合得られる日給はいくらになるのでしょうか。

 

フルタイム8時間として、160元/8時間の場合

160 × 8 = 1280 (NTD)

上記の金額を、日本円に換算すると、約4600円になります。

 

月収の場合、1ヶ月21日労働と仮定するといくらになるでしょうか?

1280 × 21 = 26880 (NTD)

日本円に換算すると、約97000円になります。

 

以上から、ワーホリ生が台湾でアルバイトでフルに働くと額面上約10万円弱の収入となりますが、ここから所得税や労働保険などの税金が引かれるので、手取りは25000元弱程度(約9万円程度)となるでしょう。

ちなみに、ワーホリの場合、滞在6ヶ月(183日以上)以降は所得税を納める必要がなく、帰国の前に退稅(税金還付)すれば全額口座に戻ってきます

 

一日の食費と月の生活費について

 

 

台湾は外食文化ということもあり、自炊をせずとも安価で美味しいご飯を食べることができますので、食事面については心配無用の事だと思います。

台北市で食べると物価が高くなる傾向にありますが、台北のすぐ隣にある新北市の場合、ローカルなお店でご飯を済ませると大体1食80元弱(約300円弱)に食費を抑えることができます。

栄養を考えて小菜を頼んだり、火鍋や鉄板焼屋などでご飯を食べてしまうと、高くついてしまう可能性があります。(それでもサービスを考えれば十分安いです。)

食事で時折大きな贅沢をしたくなることがあることは誰にでもありますが、そういう贅沢をしたい時は一回300元~500元くらい掛かったりします。

 

目安ではありますが、以下に台湾のメジャーなご飯や飲み物に掛かる金額の表を載せておきます。

肉まん 20~30元(約72円~108円)
魯肉飯 30~50元(約108円~180円)
小菜 30元(約108円)
炒飯 70元(約216円)
火鍋 120元~(約432円~)
麺線 35元~50元(約126円~180円)
鉄板焼 130元(約468円~)
牛排
(台湾ステーキ)
160元(約576円)
臭豆腐 40~50元(約144円~180円
豆乳 20元~(約72円~)
屋台のドリンク
(タピオカドリンク含む)
30~50元(約108円~180円)

 

それでは、上記の表の食べ物から一日の食費を簡単に出してみたいと思います。

例えば、朝食を肉まん(30元)、昼に魯肉飯+小菜(80元)、食後のお茶(50元)、夜に火鍋(120元)だとすると、
その日の食費は、

30 + 80 + 50 + 120 = 280 (NTD)

となります。

30日間上記と同様の金額の食事をすると、月の食費は8400元(約30240円)となります。

実際には、贅沢や節約で月のエンゲル係数(食費代)は上下するので、月にかかる食費は上記の8400元としておきますが、節約次第では、1日の食費を200元以内に抑えることも可能です(食べるものが固定化され、栄養が偏りやすいので注意する必要はありますが😓)。

フルタイムで月に得られる収入が25000元だとすると、ここから8400元を引いた16600元(約59800円)が、家賃や通信費、交通費、雑費および娯楽費などを負担する、食費を除いた生活費となります。

電気代を含めたアパートの月の家賃を8000元、交通費を1100元、月の通信費を500元と見積もると、雑費および娯楽費を含む月に自由に使えるお金は7000元(約25200円)程度になるので、当面の生活はできる範囲ではあるでしょう。

財テク次第では、月1万元を自由に使うお金に充て、貯金をすることもできると思います。

以上から、台湾では、切り詰めれば約6~7万円程度で月の生活を送ることができます

上記は台北付近の物価計算なので、家賃が安い台中や高雄などで生活する際は、月に掛かる費用はもっと安くなると思います(台中は5000元程度で台北の10000元クラスの部屋を借りれるとも聞きます)。

 

最後に

以上、台湾の物価と一ヶ月の生活費の紹介でした。

台湾では、フルタイムで働くことができれば、月の生活を送ることができます。

収入が9万程度でも、貯金やある程度の贅沢もできるのですが、余裕を持って台湾でワーホリ生活したいという人には、ある程度の軍資金(語学学校込みなら100万円以上が目安)を持って台湾へ来られることを強くお勧めします。

語学学校へ行きたい!仕事を現地で見つけたい!となると、やはりまとまったお金が必要となります。

ワーホリしたい、移住したいと思った時は、台湾へ来る際は物価や賃金などを確認し、目的を達成するために必要となるお金を準備してから渡航できるようにしておくのがいいでしょう。

 

 

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