こんにちは、藤縄です。
今回は、ここ自分の仕事について振り返ってみたいと思います。
最近の業務について
最近担当している業務については、主に以下のことをやっています。
- 書留の発送
- 人材採用の日本語担当
- 弊社webサイトの更新や記事の作成
- SNSの更新
- 市場調査
- 翻訳業務
インターネット関連以外の業務については、台湾で初めて経験した業務ばかりだったのでとても新鮮な気持ちになりました。
せっかくなので、今回はこれらの業務について2つ3つほど簡単に紹介できればなと思います。
書留の発送
書留の発送は主に台湾の郵便局で行います。
台湾では、日本でいう簡易書留のことを「掛號(ㄍㄨㄚˋ ㄏㄠˋ)」といいます。
もちろん、掛號は1件から出すことができ、前もって切手を貼って出すか、郵便局で切手分の金額を払うこともできます。
ただし、4件以上になると一回の手続きで一括して郵便処理するために、「大宗掛號(ㄉㄚˋ ㄗㄨㄚˋ ㄍㄨㄚˋ ㄏㄠˋ)」として、申請申し込みの書類を作成してから、書留を投函をしなければなりません。(別に3件でも大宗掛號は利用できるようです。)
最寄りの郵便局は、会社から大体300mくらい離れた所にあります。
台湾の郵便局も日本と同じように、室内の整理券を取ってから待機し、番号が呼ばれたら指定の窓口に行くというシステムになります。
申請書類を作るスペースがあったり、秤が窓口に置いてあったりと日本と共通するところが各所に見られましたが、待機席が外に設けられているのは結構新鮮だなと思いました。
いい経験になったと思う反面、先日遭ったトラブルで、私が初めて大宗掛號を利用した時に、せっかく作った申請申し込みの書類を印刷し忘れてしまい、会社へ取りに戻ることになったのが地味に辛かったです……😭😭😭
今後気をつけたいと思います😔
人材採用の日本語担当
最近は台湾で会社設立をしたお客様の会社の人材採用の日本語担当をさせていただいています。
私自身、これまで人事業務というものに携わったことがなかったのですが、先月初めて面接官として人事採用の業務を務めました。
人事業務を通じて得た所感として、台湾で求職している台湾の人々は何かしらの武器(スキル)をもっているなと感じました。
そもそも、日本とは違って台湾には終身雇用制度が無く、労基には従う必要がありますが、気軽に辞職し、104人力銀行などで気軽に新しい仕事を探せる環境ができています。
だからなのか、私が面接を担当した台湾人には一つの会社に長く勤めているという人はいませんでした。
仕事を数か月で転々としている人、長く勤めていても一つの会社に3年以上は勤めていない人、ワーキングホリデーに行ったばかりの人など様々な人がいましたが、母語である台湾語や中国語、書類審査に求められる日本語能力の他にも、英語に長けている人が多かったです。
このことについては、台湾が言語教育に力を入れていることや、全世界でトップレベルの親日国であることの他にも、台湾では台湾人以外に色々なアイデンティティを持つ人が多くいるからであるように感じました。
私が思うに、日本は単民族国家であり、終身雇用制があるので、言語面の不便等なく各々の人が同じアイデンティティをもって特定の地域に根付いた生活になりやすいですが、一方台湾では、多様なバックボーンやアイデンティティを持った人が同じ場所に属するため、互いのアイデンティティや意思を尊重し合った結果、個人の自由というものが尊重されやすくなったのだと考えられます。
異文化を受容して、自分の常識に落とし込むことは簡単なことではないですが、台湾の人々は自然とこういった行動をしてきたため、生活や仕事の面、そして言語の面についても、「個人の自由である」と寛容になれるのでしょう。
その「個人の自由を尊重する」という考え方こそが、転職の際にスキルになり、優秀な人材が輩出される要因の一つになるのだなと結論づけられます。
こういった知見を得ることは、実体験を通すことでしかできないと思うのでいい経験になったと思います。
まとめ
今回は、最近の業務について①として、書留の発送と人材採用の日本担当の業務について経験したことや思ったことを書きました。
台湾ではコロナウイルスの影響で、台湾が鎖国状態になってしまい、いろいろなことに制限が発生していますが、同時にたくさんのことを経験しています。
私が経験していることは、何十年に一度あるかないかの経験であると同時に、今日一日の出来事はその瞬間にしかなく、再度全く同じことが起こることはないと思います。
こういったことを己の胸中にとどめ、一日を大切に生きたいなと思います。
台湾ビジネスサポートに関するお問い合わせやご質問につきましては、LinkBiz台湾専門サイトのお問い合わせフォームからお願いいたします。