皆さんこんにちは、藤縄です。
今回は、前回の部屋探し1の続きとなります。
ワーホリにおいて、台湾生活の疲れを癒すための部屋を探すことは最優先事項となるでしょう。しかし、部屋探しをする際は、迅速かつ慎重に部屋を選ぶ必要があります。さもなければ、不便な状況を強いられながら毎日を過ごすことになってしまうかもしれません。
部屋探しの条件(基準)
前回述べた部屋探しの条件(基準)は以下の通りです。
今回は、主に①~③までの条件に触れて話をしたいと思っています。
- 台北メトロ(MRT)の最寄り駅に近いか(500m前後)
- 目的地(ワーホリの就業、または就学場所、私の場合は会社)までに乗り継ぎはあるか
- 会社から30-40分で通勤できるか
- 基本的な家具・家電は備え付けであり
- その他(清潔さや温水の水圧など)
目的にあった立地の部屋を探すには
立地条件を考慮する
私は部屋から台北メトロまで歩いて8分、なおかつ、傘無しで行ける物件を探しました。
理由として、部屋から公共交通機関までの間に不都合なことがあると、毎日の通勤や通学、また、買い物へ行く際の体力や時間のロスに直結しやすいからです。
例にあげると、最寄駅から部屋まで距離が500m離れていると、分速80mと見積もって約6分ほど掛かります。これは、信号待ちや雨天等で発生する歩行の障害を除いた時間です。雨天で傘をさす人による人混みができるのも時間のロスとなります。不必要に急ごうとすると自他の怪我の原因にもつながります。
以上を考慮して、雨に当たらずに駅まで行ける物件を探しました。
そんな物件本当にあんの???と思われますが、台湾には道中雨除けができる物件は数多くあります。
日本にも、天候に左右されることなく安全に歩けるように工夫が施された道が存在します。
私の地元の新潟県(私は上越市出身)では、雪に関係なく道を往来できるような工夫が施された雁木造の構造がもたらされた道があります。
雁木造は、連なった民家や商店街の店が軒を延長して、庇(ひさし)を道路側に突き出すような格好で設けていることが多いです。(wikipediaより抜粋)
実は台湾の道のつくりは、私の地元にあるこの雁木造にそっくりで、繋がった建物が軒を延長して、庇ないし2階以降の床を道路側に突き出すような形で道に雨除けが施されている構造となっていることが多いのです。
上記の原因として、台湾は賃貸が多い、人事異動が激しいことによって住居の入れ替わりが比較的頻繁に行われる、起業してテナントに会社を移すことが多い、逆に店を閉めてテナントにするといったことから、このような環境に適した造りにした方が生活や仕事において効率的なんじゃないかということが考えられます。
以前の会社が使っていた設備を再利用して使える物件は居抜き物件といい、台湾では起業や会社設立、撤退が結構な頻度で行われているので、建物を使いまわすスタイルがベターになっているのかもしれません。
賃貸住宅はアパートやマンションといった形式で貸し出されているものがありますが、1階はテナント、2階から4階までは賃貸住宅になっている以下の画像のようなパターンもかなり見られます。
そういうわけで、雨除けをしながら目的地に行ける物件を探すのはそう難しくありませんでした。
時間状況を考慮する
別の条件として、30分から40分で会社に行ける条件で部屋を探しました。
時間条件にしても、様々なことを考慮する必要があります。
例えば、部屋から会社まで30分から40分で行ける、台北メトロ(地下鉄)乗車中の会社までの道中に乗り継ぎがないかといったことです。
勤め先であるLinkBiz台湾は、台北メトロの松江南京駅の8番出口最寄りにあります。以下の台北メトロ公式による路線図を参照すると、松江南京駅はグリーンライン(松山新店線)とオレンジライン(中和新蘆線)を跨った位置にあるのがわかります。
松江南京駅で降りる際は、グリーンラインかオレンジラインのいずれの地下鉄駅から乗り込めば、乗り継ぎする必要がないということです。
乗り継ぎがあると、駅構内を移動し、別の車両に乗り込まないといけないので非常に混雑します。
また、混雑する駅で乗り降りすると通勤退勤の際には重い荷物を持って立つ可能性が非常に高くなります。
以上より、私はグリーンラインかオレンジラインの終点付近のいずれかの駅近で物件を探すことにしました。
家賃を考慮する
ワーホリブログ4弾「なぜ台湾の台湾の食事は安いと言われているのか?(以下略)」でも、物価の話題が少し出ましたが、台湾現地で生活する際は、一ヶ月フルに働ければその収入で月々の費用を負担し、貯金することも可能です。
しかし、台湾の給料は日本と比べて安いです。
台湾で日本の給料をもらいながら生活できるのであれば、台北の一人暮らし用の物件も問題なく借りれると思います。
台北は物価が高いので、共用シェアハウスなどで安く抑えようとしても8000~9000元、上を見ると際限なく高くなり、日本の物件の家賃とそう変わらなくなるところも出てきます。(東京にある集合住宅の家賃程度の物件であれば環境設備も相当よくなるのも事実ですが)
台北を拠点とする際に、家賃や生活費を安く抑えたいのであれば、台北の隣にある新北市の物件を探すとよいでしょう。
また、台中や高雄では5000~6000元あれば、台北の10000元クラスの部屋を借りれると聞きます。
ワーホリであれば、部屋の探し方は、部屋探し1で紹介している「591房屋交易網」を使うといいでしょう。
アパートの家賃 (一人部屋、新北市の場合) |
約6000~9000元(約21600円~32400円) |
アパートの家賃 (一人部屋、台北市の場合) |
約10000元~(約36000円) |
アパートの家賃 (一人部屋、台中市の場合) |
約5000元~7000元(約18000円~25200円) |
まとめ
以上、部屋探しの立地条件編でした。
台湾は九州とほぼ同じ面積がありますが、北から南にかけて物価が大きく変わるところもあります。
ワーキングホリデーの拠点や自分のやりたいことの相違によって、準備金の量が変わります。
職場に行くのに便利、語学勉強が捗る、都会が近くにある、シェアハウスで色々な人と生活してみたい等、自分の目的と、その障害にならない予算に合った部屋を探すと良いでしょう。
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