2月2日から試運転を開始し、3月2日からの正式運行が決まった「桃園捷運」。
これまで桃園国際空港から台北市内へはバスやタクシーを利用していましたが、新たに地下鉄「桃園捷運」が加わり、旅行者にとってその利便性は格段に高まりそうです。
本コラムでは一足早く「桃園捷運」について徹底解説します。
「桃園捷運」の路線図
「桃園捷運」線は全部で22駅で構成されています。
下の路線図は「桃園捷運」の公式ホームページのものです。
「桃園捷運」の特徴
桃園捷運には「直達車(直通車)」と「普通車」の2種類の車両があります。
特徴は下記の通りです。
1 直達車(直通車)
車体の色:紫
車両数:5両編成(4両が乗客用、1両は荷物用)
座席数:216席
停車駅:台北車站、新北產業園區站、長庚醫院站、機場第一航廈站(桃園国際空港第一ターミナル)、機場第二航廈站(桃園国際空港第二ターミナル)
所要時間:35分以内で空港から台北市内へのアクセスが可能
運行本数:一時間に5本
2 普通車
車体の色:青
車両数:4両編成(すべて乗客用)
座席数:118席
停車駅:中壢站から台北車站まで各駅停車
所要時間:中壢站から台北車站まで70分でアクセス可能
運行本数:一時間に5本
旅行者注目のサービス!「事前チェックイン」
台北駅では、搭乗する航空機の「事前チェックイン」手続きが行なえます。
スーツケースなど荷物を預け、搭乗券の発行が可能です。
事前チェックインの流れは、
1 台北駅の「預辦登機區」に行く
2 eチケットとパスポートを持って、各航空会社の窓口で手続きし、荷物を預ける
3 X線レーダーの荷物検査を確認する
4 適当な時間の地下鉄に乗車し空港に向かったのち、航空機に搭乗
注意点として、「預辦登機區」は6時から21時半までとなっています。
遅くともフライトの3時間前には手続きを完了するようにしましょう。
また団体旅行の場合、このサービスは適用されませんのでご了承ください。
おわりに
2月2日からの試運転は無料で乗車できるとの発表がありました。
運賃は空港から台北駅まで160元とのことです。
35分で市内にアクセスでき、事前チェックインサービスもはじまり、旅行者にとっては嬉しい知らせばかりです。
より便利になる台湾に旅行してみてはいかがでしょう