海外進出する前にやるべき香港ビジネス活用事例 【松本 博明氏@香港】

(2012年のコラムを再アップロードしています。)
最近、日本国内から香港を活用してビジネスに取り組んでいる日本国内企業の経営者及び経営幹部が相次いで香港を訪れている。 彼らはどのような目的、理由で香港を訪れ、どのようにビジネスを行っているのか、その実態に迫ってみることにする。 そこで第13回目の香港コラムは日本国内企業の香港ビジネス活用事例についてお伝えしたい。

【見本市の活用事例】

先日、香港で一番の繁華街香港島の銅鑼湾にあるSOGOデパートで富山県物産店が開催されていた。富山産のお米や日本酒、ご当地ラーメンの富山ブラック「いろは」なども出店し大盛況であった。こうした見本市は沖縄県や佐賀県でも過去物産店を開催したことにより、今では香港ジャスコに沖縄野菜専門店がオープンしたり、佐賀牛がスーパーの店頭に登場したりしている。そういう意味では見本市も香港マーケットでのビジネス創出の登竜門となるのである。

夜景

香港は世界最大規模の展示会が頻繁に開催されている。 先日もジュエリーフェアが開催され、日本から真珠ジュエリーを扱うショップ企業等が出店し盛況であったそうだ。 他にも中小企業(SME)エキスポにおいては日本から金型メーカーや環境関連装置メーカーなど大阪府、川崎市などと連携し、ツアーで来る団体もある。 これらの企業はまず展示会でテストマーケティングを行い、ニーズの有無を確認する。中には、その次のステップとして進出とつながるケースもある。

【視察ツアーの活用事例】

町並み

海外進出を目指し進出先として香港を検討している日本企業の経営者の方にとって視察ツアーの活用は大変有意義である。 貿易先、投資先として中国ビジネスのゲートウェイである香港にどのようなチャンスがあるのかについてより多くを知る良い機会となるのである。 先般福岡にある中小企業家同友会の御一行が香港視察ツアーに訪れた。 農産物を取り扱う企業、健康食品関連企業、福岡名産の食品会社等の業種の経営者が参加された。 視察ツアーでは中国広東省深セン市で飲料水を扱う日系企業を現地視察したり、香港・深センの現地で創業や進出された先輩企業経営者との交流会が催された。そこには現地の生の情報や中国ビジネスにおける注意点等、経営判断につながる情報がゴロゴロしていたりする。

【香港の政府系機関の活用】

ブルースリー

香港は政府系機関によるビジネスサポートが充実しており、日本企業も無償(一部有償)で進出、ビジネスマッチングに関する情報提供、アドバイスを受けることができる。

・HKTDC 香港貿易発展局
香港貿易発展局は主に貿易(トレーディング)に関する情報提供、展示会の開催を行っており、特にビジネスマッチングについてはインターネットによる企業情報提供や、商談アレンジの支援を行っている。
http://www.hktdc.com/info/ms/jp/Japanese.htm

・インベスト香港
インベスト香港は主に香港への進出に関する支援(会社設立、ビジネスパートナー情報の提供等)を行っている。 香港貿易発展局と共に日本国内にも事務所を持ち、日本語による問い合わせも可能となっている。
https://www.investhk.gov.hk/

今回ご紹介しましたような香港現地経営者との交流会等にご関心がありましたら是非お気軽に筆者までご連絡お待ちしております。お一人からでも構いません。
(松本博明:matsumoto@ci-asia.com)

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