台湾語教室に通い始めたので、台湾語についてお話しします

こんにちは、藤縄です。

気温が少しずつ下がっていくのと同時に夏の暑さもなりを潜め、秋の前触れを感じさせる季節となってきました。

最近何か変化が欲しいと思い、台湾語の教室に通うことにしました。

今回は、台湾で話される台湾閩南語について書いていきたいと思います。

 

台湾語とは

 

台湾語とは、台湾人口の7割以上を話者とする言語です。

台湾語は、福建省の南部で話されている閩南語から派生し、発展を遂げた閩南語の一方言と位置付けることができます。

家庭内にいる時は台湾語、公の場所では中国語といったように、台湾の人々は時と場合によって台湾語と中国語を使い分けます。

台湾語は元々、文語表現と口語表現がありましたが、現在は口語のみが話され、文語文の勢力は衰えています。

事実、台湾語に文字や声調があることを知らない世代の台湾人もいます。(こういった人は台湾語を体系的に学んで初めて言語的特性の存在に気づくそうです)

台湾に住む台湾人は、幅広い年代の人々とのコミュニケーションをとるために台湾語を習得することは欠かせません。(というか、子供の時から家庭内で話されるのである程度は自然に話せるようになるみたいです)

藤縄
現在は、小中学校等で台湾語の授業があるらしいので、今の子どもたちは台湾語を学ぶ機会はあるみたいですね。

 

最後に、外国人が台湾語を学ぶ場合、

中国語を学習できても、台湾語が難しすぎて挫折するという人もいます。(主に言語そのものの難しさや、媒体によって表記が異なるものがあるのが原因です)

 

台湾語の特徴

 

ここで簡単に台湾語の特徴を挙げていきます。

  • 声調が多い
  • 曖昧な発音が多い
  • 文全体で必ず声調変化を伴う

 

主にこれが台湾語の特徴となると同時に、台湾語学習者の挫折ポイントに直結すると思います。

これについては、また別の機会に書いていきたいと思います。

 

台湾語(閩南語)を学ぶメリット

まず、台湾の公用語は中国語(台湾華語)です。

中国語の他にも、日常的に台湾語も話されています。

しかし、台湾語がほぼ完璧にできたとて、就職できる機会は数少ないと言わざるを得ません。

なぜなら、中国語教育を推し進められた裏で、公用語としての台湾語の利用価値が少なくなってしまったからです。(これには、台湾の歴史的背景が大きく関わっています)

中国語ができれば台湾で生活していくことは可能ですし仕事を探すこともできます。

台湾語を話せると台湾人と話す機会は確かに増えると思いますが、台湾語しかできない場合は、台湾人との意思疎通はできても、中国語を理解できなく仕事にならないかもしれません。(台湾語しか話せない老人の介護のために、台湾語をマスターする外国人看護師もいるにはいます)

以上から、台湾語を学ぶより中国語を学ぶ方が総合的にメリットが大きいというのが結論となります。

しかしこれを踏まえても、それで台湾語を蔑ろにすることはできません。

なぜなら、台湾人の所作や思考、話す言葉には台湾語から来ているものが数多くあるからです。

そのルーツを辿り、台湾人、台湾という国を理解する上で、深いところまで追求するには台湾語の知識は欠かせないものとなってきます。

本当の台湾を知りたいのであれば、台湾語を覚える必要も出てくるでしょう。

 

各々が台湾語を学ぶ理由

僕はただ興味があって、台湾語教室に参加することにしたのですが、この台湾語教室には、二十人以上の多くの人が参加していました。

中国の人を除くと、外国人は自分だけでした。

最初に自己紹介したのですが、皆さんも様々な理由でここに集まられていることがわかりました。

以下がその一部の内容となります。

  • 自分の祖母がずっと台湾語を話している、もっと自分も上手く話せるようになりたい。
  • 兵役を終えて、台湾語に興味を持った。
  • (私が中国人で)台湾に来て6年経った。台湾語を学びたい。
  • 祖母の台湾語がすごいけど、母の台湾語がとても下手。祖母のように上手くなりたい。
  • 6歳の時、大陸から台湾に来て80歳までずっとここで過ごしている。台湾語を後世に残したい。

 

このように、参加している年齢層も幅広いのはもちろんですが、一番驚いたのが、人それぞれできちんとした目的を持って台湾語の授業に参加してきた人が多いということでした。

言語としてほぼ全く性質の異なる、台湾語と中国語がダイグロシア(二言語使い分け状態)となっている台湾だからこそ、将来こうならなければいけないというビジョンが明確に見えているということなのでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

台湾には、中国語の他にも、日常的に話される台湾語という言語があります。

台湾語は台湾の就職にはあまり役立ちませんが、台湾という国と台湾を深く知る上で決して外すことのできない要素となります。

教材の少なさと言語研究の少なさから中国語の習得無くして台湾語を学ぶことは非常に難しいというのも事実ですが、ある程度中国語を覚えさえすれば台湾語を学ぶ機会を得ることも難しいことではありません。

台湾語ができれば、今後もっと楽しく台湾の人と会話することができること間違いなしでしょう😄

この記事を読んで、台湾語を勉強してみたい!と思う人が一人でも多くなってくれれば自分としても幸いです。

僕もこれから頑張っていきますので、皆さんも一緒に台湾語学習いかがでしょうか😉

 

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