こんにちは、藤縄です。
突然ですが、日本と同じく台湾でも買い物すればレシートが付いてきますよね。
日本では、レシートは邪魔になるので捨てる場面も少なくないと思いますが、台湾はそうではありません。
なぜかというと、実は台湾の買い物で受け取ったレシートには宝くじの番号がついています。
なので、台湾でレシートを捨てる人はほぼおらず、宝くじ番号のついたレシートの回収箱までそこら中にあります。
今回は、台湾で発行したレシートで5月抽選の時に当選金1000元を当てたので、そのお金を換金しに行ったお話をしたいと思います。
『統一發票(統一発票)』について
統一發票(統一発票)制度
ピンとこないと思いますが、台湾のレシートには8桁の数字がついています。
2ヶ月に一度、奇数月の25日の抽選日に当選番号が発表され、その数字が宝くじの番号になります。
これは台湾特有の制度ですが、成り立ちとしては、台湾政府は脱税防止と税収の安定化を目的として、商品の販売またはサービスの提供の際に、「統一発票」を発行し、それに記載された金額で経理処理を行い、納税額を決めなければならないというルールを定めたことから始まります。
これを台湾では『統一發票(以下、統一発票)制度』といいます。
統一発票制度が普及したことで、その番号が記載されたレシートでしか経理処理ができないということから、企業や団体がキチンと税金を納めているかというのが分かりやすくなりました。
さらに、個別番号(宝くじの番号)がついていることから、不正をする人や企業も減ったといいます。
実際に、制度の簡易化と宝くじ方式を導入したことで台湾政府の税収は大幅に増加したとのことです。
当選金の内訳
改めて、統一発票は奇数月の25日に数字番号の当選発表があり、前2ヶ月分の発票で抽選をすることができます。
当たった発票については、翌月の6日以降から換金ができます。
当選金の内訳については以下の通りになります。
1等 | 一千万元 (約3600万円) |
1等の8桁の数字番号が全て一致 |
2等 | 二百万元 (約720万円) |
2等の8桁の数字番号が全て一致 |
3等 | 二十万元 (約72万円) |
3等の8桁の数字番号が全て一致 (3等のみ抽選番号は3パターンある) |
4等 | 二百元 (約720円) |
4等末尾の3桁が一致 |
その他 | 4万元 1万元 4千元 1000元 200元 |
1等から3等までの末尾7桁の数字が一致:四万元 1等から3等までの末尾6桁の数字が一致:一万元 1等から3等までの末尾5桁の数字が一致:四千元 1等から3等までの末尾4桁の数字が一致:1000元 抽選番号の末尾3桁の数字が一致:200元 |
当選確率は千分の三とされており、年間40億元以上の営業税から当選金が当選金として還元されています。
2020年現在、5000元以上の統一発票をお金と引き換える場合は、当選金の20%が税金として徴収されるようです。
いざ引き換えへ
それでは、発票をお金に引き換えに。
上の写真に写っているレシートは電子発票といい、専用の発票アプリにて取引の明細や当落を確認することができる発票です。
ちなみに消費金額は30台湾元と記載されていますが、この時当たった発票の明細は比菲多(台湾におけるピルクル、ヤクルトにあたる乳酸菌飲料)です。
発票をお金に換金するためには基本的に台湾の身分証カードが必要になりますが、無ければパスポートでも構いません。
コンビニ、郵便局、銀行等の場所で換金することができるらしいですが、当選金額が1000元以上だと取引を受け付けることができない場所があるとのことでした。
現に最初にコンビニに行きレジの方で換金をですが、「私の方では処理できないので銀行に行ってください」言われました。
なので、コンビニの後に華南銀行の方に行きました。
華南銀行に行った時のやり取りがこちら
というやり取りを経て、すぐ近くの台湾銀行の方に行きました。
台湾銀行に行った時のやり取りがこちら
見事にたらい回しにされてますね。
ということで最寄りの彰化銀行の方へ。
彰化銀行にて、
やっとのことで1000元を換金できる銀行へ行くことができました。
また、銀行にて発表を換金する際には4元の手数料を支払う必要があるということ窓口でのやり取りを経て分かりました。
手数料を支払い、無事現金の1000元札を受け取ることができました。
まとめ
私は1月に来台し、3月の統一発票の抽選日はすべて外れ、そして、5月、人生2回目の統一発票の抽選にて1000元を当てることができました。
私の周りには、30年近く台湾で生活して一度も当たったことがないという人もいたので運がよかったのでしょうか。
統一発票の換金はたらい回しにされ汗だくになりましたが、いい経験になりました。
次の当選発表まで約1週間程度となりますが、次当選したらまず郵便局にて換金できるか試してみたい次第であります😅
ワーホリは最大1年の期間があるので、当てるチャンスが十分あるはずです。
今回の記事を読み、発票の換金の際の手続きに困る人が減ってくれれば私もありがたい限りです。
それでは。
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