QBlog-20171011-1 – LinkBiz台湾ビジネスコラム – 台湾で会社設立 台湾での起業を幅広くサポート|リンクビズ台湾
当日は快晴に恵まれ、約30名ほどの方にご参加いただきました。
集合場所は、例年通り、台北駅東3番出口、新竹市の台湾中油、獅頭山での現地集合と三か所に分かれておりました。天候に恵まれての出発となりました。
【行きのバスの中で】
乗車後、時間通りに出発。代表の渡邊より挨拶をさせていただき、その後、参加者全員一人ずつ自己紹介をしました。
毎年参加されている方、初めて参加される方、この慰霊祭のために日本から来ていただいた方、それぞれ多方面多業種の方の参加でしたが、目的は一つ、廣枝音右衛門氏を慰霊すること。そこで出会った方々の繋がりがまた新しいつながりになってくことを実感しました。
また、バスの中で渡邊より、廣枝音右衛門氏に関する書籍の紹介や、慰霊祭の様子、少人数で始まった第1回についてや、劉維添氏との思い出など、慰霊祭の心の前準備ができました。
また、参加者の片倉様より、南庄の街・客家に関するお話や、台湾のイロハを丁寧にご説明くださり、バスの中ではみなさん興味津々で釘付けになるくらいの面白い話を聞かせていただきました。
そうこうしている間に、獅頭山へ到着しました。
【慰霊祭と講話】
時間通りに獅頭山に到着しました。慰霊祭が行われる勧化堂まで、約200段ほどの階段を登ります。
登りに自信のない方は貨物用エレベーターを使用しました。
木々の間からちらほら見える景色を楽しみながら石段を登り、あっという間に勧化堂へ到着。
到着後、果物やお茶が配られ、一休みしたところで、参加者全員に線香が配られました。
たくさんの人たちに見守られながら、2人の道士様よりお経が唱えられ、廣枝音右衛門氏のご位牌へ順番に線香とお参りをしました。
ある毎年参加されている方は、「今年は女性の道士様だったので、暑さを和らげてくれるようなお経の響きだった」と感想をおっしゃっていました。
(参加者片倉様より提供)
(参加者片倉様より提供)
慰霊祭終了後、獅頭山勧化堂 董事長黄錦源氏より講話を拝聴しました。
劉維添氏の娘婿である王氏からも挨拶をいただきました。また、劉氏の娘様より生前の劉氏はどのような方だったのか貴重なお話を聞くことができ、聞けば聞くほどより身近な存在であると感じることができました。
黄董事長よりみなさんに、お茶と月餅が配られ、また、帰り際にお土産として獅頭山勧化堂ブランドのごぼう茶をプレゼントされました。自宅に帰り早速いただきましたが、とても飲みやすく美味しいお茶でした。
【南庄郷で昼食&散策】
昼食は南庄郷の農民組合(日本でいう農協)が経営している客家料理をいただきました。料理をいただきながら、慰霊祭で感じたことなどを話しました。
お腹いっぱいになったところで、南庄郷を散策しました。劉維添氏の奥様のご実家である日本邸宅で記念撮影を行ったあとは、自由行動になりました。
日本時代の郵便局、噂のかき氷、仙草茶、客家麺、客家蒸しパンなどみなさん各自南庄郷の街を散策されました。
帰りのバスに乗る前に、劉維添氏の奥様にお会いできました。90歳を超えられているにもかかわらず、とてもお元気で、また、たくさんの参加者をお家に招いてくださり、笑顔でお話してくださり、とても嬉しかったです。
(参加者片倉様より提供)
【帰路のバスの中で】
帰りのバスの中では、みなさんで慰霊祭に参加した感想をシェアしました。
また、片倉様より代表の渡邊にインタビューがあり、貴重なお二人のお話を楽しく聞くことができました。
一番印象に残っていて心を打たれた内容は、
代表の渡邊にとって、劉維添氏とはどんな人物か?という質問に対しての渡邊の回答が、「自分が年を取った時に、劉維添氏みたいな存在の人間になっていたい」と、劉維添氏に対しての熱い思いがあることでした。
そうこうしている間に台北駅に到着し、解散となりました。
9月中下旬でありながらも、日差しが強く、真夏日天気でしたが、皆さん最後まで無事に元気よくツアーを終えることができました。
日本人として、先人の行いを知ることは大切なことであり、廣枝音右衛門氏や劉維添氏のことを、たくさんの人に知ってほしいし、忘れないでほしいと思っています。
(参加者片倉様より提供)