2021年廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアーレポート

第46回廣枝音右衛門氏慰霊祭開催報告

 9月26日(日)、苗栗県獅頭山勧化堂にて第46回廣枝音右衛門氏慰霊祭が斎行されました。昨年同様、新型コロナウイルスの影響により日本からの参加は叶わなかったものの、台湾在住の日本人と台湾人の計17名が参加し、ライブ配信も実施しました。

廣枝音右衛門氏は日本統治時代の台湾に赴任した警察官で、戦時中には台湾人青年で構成された部隊を率いて激戦地のフィリピン・マニラに赴きました。戦局が悪化する中で廣枝部隊にも突撃命令が下されたものの、廣枝氏は台湾人部下たちにそれを命じず、生きて台湾に帰るよう暗示しました。

生還した部下らは命を救ってくれた廣枝氏の恩義に報いるべく、1976年9月26日に勧化堂に位牌を安置し、永代仏として合祀。以来、毎年慰霊祭を行なってきました。現在、部下だった人々は皆、鬼籍に入りましたが、廣枝氏と台湾人部下達によって紡ぎ育まれた日台の絆を受け継ぎ、本慰霊祭は今も続けられています。

なお今年は慰霊祭終了後、廣枝氏の下で小隊長を務め、最後の生き残りの部下として慰霊祭を一人で続けて2013年の慰霊祭当日に逝去した故・劉維添氏の御墓参りをし、参加者全員で手を合わせました。
来年2022年は9月24日(土)に斎行します。来年こそは日台間の自由な往来も再開され、日台交流秘話の現場により多くの皆様が集えることを期待しています。

権田猛資(廣枝音右衛門氏慰霊祭事務局長)

最新情報をチェックしよう!

廣枝音右衛門氏慰霊祭最新記事

>アクセス

アクセス

台湾威凌克股份有限公司
(ベンチャー・リンク台湾)
台北市中正區忠孝東路二段130號4樓之5
☎ 日本語でどうぞ
台湾から 02-2568-2334
日本から 070-9155-1710
LinkBiz台湾のオフィスは、MRT中和新蘆線、松江南京駅、8番出口から徒歩3分にあります。

CTR IMG