大きく育て!小学生の日台交流 【市島宋氏@台湾】

「那珂南小学校の皆さん、ようこそ後龍國民小学校へ!夏に私達が貴校を訪問した際には、熱烈な歓迎をいただきましてありがとう御座いました。おかげで私個人も日本の大ファンになりました。あれから帰国して、あの時のお礼ができる日を待ち遠しく思っていましたが、とうとうその日がやって来ました。後龍國民小学校のみんな、今度は私達が那珂南小学校の皆さんをもてなす番です。台湾の情熱と優しさで日本の友人達に素晴らしい体験を贈りましょう。Welcome to Taiwan!」

筆者は台北から電車で1.5時間ほど南下した「苗栗」という田舎町に住んでいるのだが、そのまた隣の小さな町にある後龍國民小学校が福岡市の那珂南小学校と姉妹校の関係を結んだ。両校は、お互いに児童達を短期交換留学させることにより交流を深めるという。

冒頭で紹介したのは、この年末に日本からの児童達を迎えたホストファミリー代表のスピーチだ。短期留学(1週間程)を受け入れ、父母たちがホストファミリーを担いなが短期留学させるのだが、このタイミングが実に良くできている。

台湾の小学校は6月末に終業式を終え、7月1日から長い夏休みが始まるので、7月初旬に日本へ渡れば授業に参加することができるのだ。台湾では授業が少ない「水泳」も体験できることだろう。

逆に、日本側は12月25日前後から冬休みが始まるのに対して、台湾の小学校は12月31日まで授業が行われので、このタイミングを利用して訪問すれば台湾側の授業も体験できると言うわけだ。(日本人は台湾の学校の休みの時期になじみがないので、台湾の学校の冬休みは年末からではなく1月中旬からという説明があったほうがより分かり易いように思います。例えば「1月中旬から旧正月を挟んで2月中旬までが冬休み」など。ご参考下さい。)

私は昨年の5月から7月までの間、留学の事前準備として後龍國民小学校に招かれ、児童達に日本語を教えていた。わずか3ヶ月足らずの期間にも関わらず日本語で自己紹介ができるまでに上達してくれた彼らを日本へ送り出したのだが、今回は日本からの留学生が台湾へやって来たのである。

筆者は両校の通訳を引き受けながら日本と台湾の児童の様子を観察していたのだが、両者を比較すると非常に興味深かった。


まず、児童同士のコミュニケーションはどのように行われるのか?彼らはお互いに片言の英語で会話するのだが、身振り素振り、時には筆談を混ぜながら自分の考えを伝えようという姿勢は台湾の児童達が積極的に見えた。

その中にあって、自分の考えをはっきりと主張できる日本の児童がいたので聞いてみると、親戚が外国に住んでいて、年に一度は家族で訪ねているそうだ。異文化に対して物怖じしない姿勢を養うには、幼い時から外国を経験させることが重要なのかもしれない。

体育の授業(ドッジボール)を見学した際には、男女共に日本の児童達の技能の高さが目立っていた。とくに女子の技量差は大きく、男子に混ざりながらビシバシとボールを命中させる様子に台湾の教諭達が驚いていたほどだ。
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今回の交流で特に素晴らしいと感じたところは、日本と台湾の児童がパートナーとなり、お互いの家にホームステイするところだ。実際の生活に溶け込んで異なる習慣を発見し、一番身近なパートナーと助け合いながら生活することでとても大きな学びになったことだろう。

また、前記したとおり日本と台湾は「夏季休暇」と「冬季休暇」の日程差を利用して交換留学が可能なのでとても都合が良いのである。国際的な人材の育成と両国の発展の為に、今後このような交流が増えて行くことを願って止まない。

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