台湾の査証免除(ノービザ)・停留ビザ(ワーホリ含む)等の滞在期限の延長措置について<11月10日更新>

LinkBiz台湾では、今年の新型コロナウイルスの影響を受けながらも会社設立や起業支援に携わってきました。その中でも、お客様から新型コロナウィルスの影響にビザ関係のお問い合わせを多くいただいております。

停留ビザの有効期限については、移民署(台湾の入国管理局)から度々入ってくる停留ビザの延長措置のお知らせを皆さんにお伝えする機会も少なくありませんでした。

当記事では、改めて台湾の停留ビザの延長措置に関する最新情報をお届けします。

9/14 家族ビザの申請を一部再開いたしました。

8/26 学生ビザの申請を一部再開いたしました

査証免除(ノービザ)・停留ビザ等の延長措置について (2021年11月10日現在 17度の延長が発表されています)

 

まず、台湾のビザの延長措置についての情報です。

台湾は2020年3月19日より外国人の台湾への入境を原則禁止しておりますが、台湾外交部では3月21日以前に到着ビザ、停留ビザ、ビザ免除措置のいずれかで台湾に入境し、未だ滞在期間を過ぎていない外国人の停留期限を30日間延長する措置を実施しております。

これによって、現在もノービザで滞在できている外国人もいます。

これまでに、コロナで航空便がなくなる前に観光ビザで来台し延長されたビザで居住しているが、この機に改めて、就労ビザに切り替えたいというお問い合わせもいただいており、実際に就労ビザ発行までお手伝いしたケースもあります。

ここでは、そのような「自分のビザの有効期限はまだ大丈夫なのだろうか?」という疑問にお答えすべく、今までに公布されてきたビザの自動延長措置について解説していきます。

合法的に滞在期限を180日超えるノービザ・停留ビザ等の自動延長措置<2020/7/17〜現在>

自動延長措置について

内政部移民署より

外交部によるビザの一律延長措置については7月17日が最後となりますが、内政部は、同日、2020年3月21日以前に台湾に入境してきた、180日を超えて合法に滞在する外国人の滞在期限を30日延長する措置を公布しました。

ワーホリも適用範囲外ではなく、ワーホリを含め合法的に滞在している外国人の滞在期限が自動的に延長されており、現在も延長措置の公布は続いている状況です。

<2021年11月10日>

外國人合法停留超過180日,停留期限再次自動延長30日 17回目

2021-11-09 外國人合法停留超過180日,停留期限再次自動延長30日

<2021年10月12日>

外國人合法停留超過180日,停留期限再次自動延長30日 16回目

関連記事はこちら
【台湾】新型コロナウイルス最新情報
【台湾ワーホリ】台湾政府による短期停留ビザの延長措置にワーホリビザ(2020年3月21日前に入国)も含まれていました

<2020年7月17日>

1度目の延長を発表

滞在期限が180日を超えない停留ビザの5度目の延長を発表した7月17日、180日を超えて合法に滞在する外国人の滞在期限を30日延長する措置を公布しました。これによって、滞在期限が満180日の人は、180日+30日で210日間滞在できるようになりました。

<2020年8月14日>

2度目の延長を発表。滞在延長措置が加えられたビザ期限に30日を加算したものが滞在期限。

<2020年9月14日>

3度目の延長を発表。

<2020年10月15日>

4度目の延長を発表。

<2020年11月13日>

5度目の延長を発表。

<2020年12月14日>

6度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

<2021年1月13日>

7度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第7次自動延長30日

<2021年2月8日>

8度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第8次自動延長30日

<2021年3月12日>

9度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第9次自動延長30日

<2021年4月13日>

10度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第10次自動延長30日

<2021年5月13日>

11度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第11次自動延長30日

<2021年6月10日>

12度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第12次自動延長30日

<2021年7月12日>

13度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第13次自動延長30日

<2021年8月11日>

14度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第14次自動延長30日

<2021年9月10日>

15度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第15次自動延長30日

<2021年10月7日>

16度目の延長を発表。現時点で最新のビザ延長措置。

外國人合法停留超過180日,停留期限第15次自動延長30日

滞在期限が180日を超えない停留ビザの一律延長措置<2020/3/21~

2020/7/17>

まず、滞在期限が180日を超えないビザの一律延長措置について説明します。

自動延長の対象となるのは、滞在有効期限が切れていない外国人。延長申請は不要ですが、入境翌日から数えて合計滞在日数が180日を超えてはならないとしていました。ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)については元々の滞在期限が180日なので、この延長措置は適用されませんでした。

当延長措置については、以下のようなスケジュールで公布されています。

<2020年3月21日、1度目の延長措置>

台湾外交部は、同日までに査証免除(ノービザ)、到着ビザ、短期滞在ビザなどで入境した外国人の滞在期限を一律30日間延長すると発表しました。これは、新型コロナウイルス対策のため、各国が出入国や航空機発着を制限していることに配慮した処置でした。

<2020年4月17日、2度目の延長措置>

2度目の延長を発表。一度目の延長措置の期限に30日を加えたものが滞在期限。

<2020年5月18日、3度目の延長措置>

3度目の延長を発表。

<2020年6月15日、4度目の延長措置>

4度目の延長を発表。

<2020年7月17日、5度目の延長措置>

5度目の延長を発表。これが実質、滞在期限180日までとした条件での最後の延長措置になります。

以下、ビザの一律延長に関連するリンク

2020年3月21日(含)以前,以免簽證、落地簽證或持停留簽證入境我國,且停留期限尚未逾期的外籍人士,其在臺得停留期限一律再自動延長30天,毋需另行申請
https://www.boca.gov.tw/cp-56-5435-67ba1-1.html
https://www.boca.gov.tw/cp-56-5538-f67e2-1.html
https://www.boca.gov.tw/cp-56-5608-f0721-1.html
https://www.boca.gov.tw/cp-56-5666-6c52f-1.html
https://www.mofa.gov.tw/News_Content_M_2.aspx?n=8742DCE7A2A28761&s=CCBFEC5ED618332B

移民署によるQ&A

移民署によるビザの自動延長に関する問答集より、

Q1:2020年11月13日、移民署が発表した5回目の自動滞在延長を適用することはできますか?
A1:3月21日(含む)以前に台湾に入国した外国人で、ビザのオーバーステイをしていない方が5回目の30日間の滞在延長の対象となります。(ただし、台湾の法律規定に違反した場合延長は認められず、その都度対処の検討がなされますので、早めに出国してもらうことになります)。

例:(自動延長適用)

外国人Aは3月17日に台湾に入国し、4月16日に30日間の滞在期間で出国するはずだったが、外交部により5回の自動延長(1回の延長が30日、滞在日数の合計が180日を超えないこと、合計150日の延長)を受けた。さらに、7月17日、8月14日、9月14日、10月15日に移民署により延長された日数(1回の延長が30日、合計150日の延長)を加えた日数がビザの有効期限となった。

外国人Aが台湾に滞在できる日数は合計300日(30日+150日+120日、法定滞在終了日は2021年1月11日まで延長)で、「3月21日(含む)以前に台湾に入国し、台湾で滞在期間内を超えていない」という要件を満たしており、移民署が公布した5回目の自動30日延長を受けることができる。 そのため、第5回目の自動30日延長後、外国人Aの法定滞在期間の終了が2021年1月11日から2021年2月10日までさらに延長される。

Q2: 滞在期限を過ぎてしまった外国人は、自動延長を申請できますか?
A2:この措置は、台湾での滞在期間を超えていない外国人にのみ適用されるため、法定滞在期間を超えている外国人には適用されません

Q3:パスポートに滞在延長の印章が押されていないのですが、ビザの有効期限が自動延長されたことを証明するにはどうしたらいいですか?
A3:自動的に延長されていますので別途申請する必要はありませんが、それでも証明が必要な場合は、パスポートと関係書類を持参して、各移民署で申請してください。

Q4:滞在延長がされたことを証明する書類がないので、空港でのビザのオーバーステイにペナルティは発生しますか?
A4:自動滞在延長の対象となる場合、弊社空港検査官による確認後、滞在延長後も法定滞在期間内であれば、ビザの超過滞在によるペナルティはありません

 

藤縄
私は1月に台湾に入国し、滞在期間180日を過ぎてから自動延長措置を頂いたので180日フルに滞在期限が延びています。
藤縄
これは私個人の考えですが、今後、同じビザの自動延長が行われるとして、最大180日延長されると予想しています。
しかし、台湾による国内観光の解禁の予想スケジュールが2021年の10月以降とあるので、新型コロナウイルスに関する国際的な情勢によっては、更に延びるかも知れません。
延長されたビザ期限

 

本当にビザが延びているのかを確認してきた記事もありますので、よければそちらの方もお読みください。

【台湾ワーホリ】台湾政府による短期停留ビザの延長措置にワーホリビザ(3月21日前に入国)も含まれていました

 

以下、自動延長記録
外國人合法停留超過180日,內政部將協助自動延長30日
外國人合法停留超過180日,停留期限第2次自動延長30日
外國人合法停留超過180日,停留期限第3次自動延長30日
外國人合法停留超過180日,停留期限第4次自動延長30日
外國人合法停留超過180日,停留期限第5次自動延長30日
外國人合法停留超過180日,停留期限第6次自動延長30日

 

まとめ

以上、台湾政府によるノービザ・停留ビザ等の延長措置についての関連情報でした。

現在、台湾政府による停留ビザの自動延長措置によってノービザやワーホリ、そして、停留ビザで合法的に台湾に滞在している人のビザ期限が延びています。

今後もビザの自動延長措置に関わる情報が台湾政府より出されると思うので、その都度記事を更新していきたいと思います。

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