「カンボジアQ&A」【黒川治郎氏@カンボジア】

HUGSでは日本企業のカンボジア農業投資を支援しています。
カンボジア視察ツアーを行っており毎月多くの企業様にご参加いただいています。
HUGSが管理・運営しているキャッサバ農地の視察、アンコールワット遺跡の観光、
HUGSが支援している孤児院への訪問、現地レストランでクメール料理を堪能していただくなど、盛り沢山の内容で行っています。
日程に余裕がある場合は、ゴルフを楽しんでいただき、カンボジア随一のシーリゾート・シアヌークビルまで足を運んでいただくこともあります。
先月の視察ツアーは計40社の企業様にお越しいただき大盛況のうちに終わりました。

日本から視察にいらっしゃる企業様は皆様大変熱心で様々な質問をいただきます。
今回のコラムではよくいただく質問をQ&Aにまとめました。
カンボジアの基本情報、衣食住から、ビジネスに関する疑問まで、前半・後半に分けて2回にわたってお届けします。

Q1 カンボジアの政治体制は?

国王を元首とする立憲君主制の国であり資本主義の国です。

Q2 カンボジアの宗教は?

カンボジアはタイ、ラオス、ミャンマーなどと同様、上座部仏教(小乗仏教)信仰人口が9割を占めます。お盆や正月には家族で寺に参る習慣があり、仏教行事を大切にします。
日本人にも大変馴染みやすい文化と言えます。
ベトナムは同じ仏教国ですが戒律の比較的緩い大乗仏教の国です。
ちなみにバングラディシュはイスラム教(人口の8割強)、インドネシアはイスラム教(人口の8割弱)、スリランカは上座部仏教(人口の7割)です。

Q3 カンボジアの治安は非常に悪いと聞いていますが?

1993年の新生カンボジア王国樹立後から2000年前後までは治安が不安定な時代が続きました。
2000年代に入り銃の取り締まりが強化され、近年では外国人への強盗事件は大きく減少しています。
治安の安定により24時間営業のコンビニやバーも増えています。

Q4 首都プノンペンに地雷はありますか?

地雷埋設が確認されているのはカンボジア北西部のタイ国境地域など限られた地域です。
プノンペン市内では地雷埋設の事実・発見はこれまで確認されていません。

Q5 カンボジアの対日感情は?

対日感情は非常によいと言われています。
実際にカンボジアに住み事業を行ってみると改めてカンボジア人が日本人に対して非常に友好的であることに気づかされます。
政府開発援助(ODA)については1992年から日本はトップドナーとして支援を続けています。
多くの日本のNGOも教育、医療などの分野で活躍しています。日本ブランドへの信頼は絶大であり、日本語学習者の数も急速に増加しています。

Q6 法律の整備状況は?

投資法、会社法、労働法、税法、会計法、土地法など基本法はほぼ整備されています。
2011年に日本の支援によって新たに民法が制定され12月に施行されました。
日本の民法に基づいて作成されており日系企業にとってはよりカンボジア進出しやすくなったと言えます。

Q7 外国人の居住環境は?

サービスアパートメント、一軒家の集合ビラなど選択肢が豊富です。
首都プノンペンの場合、100平米、2ベッドルームの場合月額US$500~US$2,000程度と幅があります。
基本的な家具や電化製品は備え付けされており、24時間ガードマンがいることが一般的です。
私が住むサービスアパートメントは近隣にカフェ、コンビニ、レストラン、子供の学校などがあり全て徒歩圏内です。
プノンペンでも最高の立地の1つで2ベッドルーム月950ドルです。

Q8 日本人はどれくらい住んでいますか?

現在日本大使館へ在留届を提出している邦人数は約1,000人で、内プノンペン在住者は約900人です。

Q9 どのようなレストランがありますか?

カンボジアは1993年の新生王国誕生後、多くの国際機関や世界のNGOのスタッフが全土に駐在しています。
この結果、世界中の料理を提供するレストランが多々あります。中華、韓国、ベトナム、タイ、 インド、フランス、イタリア料理など世界各国の料理を堪能出来ます。もちろん日本食レストランもいくつかあります。

Q10 物価は安いですか?

農産品は安く手に入りますが、それ以外の品目はほぼ輸入品であるためスーパーマーケットなどでの商品の価格は近隣国に比べて輸入関税分程度高いといえます。

Q11 日本食材は現地調達出来ますか?

プノンペン市内の大型スーパーマーケットには日本食材コーナーがあり、調味料なども含め基本的な食材は調達出来ます。
日本人経営による日本食材専門店もオープンしています。

Q12 医療事情は?

プノンペンには日本人医師もしくは日本人担当者が常駐している病院がいくつかあります。
また最近日本人歯科医がプノンペンにクリニックを開業しています。

次回は、カンボジアQ&A後半、ビジネスに関する疑問にお答えします!

参考文献: 「カンボジア投資セミナー」 CDC投資環境改善アドバイザー 今村裕二

著者紹介

黒川治郎氏
HUGS Cambodia Co.,Ltd. Chief Directer 兼 株式会社プラゼール代表取締役

黒川治郎氏

1979年イラク・バグダッドで生まれる。
1年半後、イランイラク戦争の開戦に伴って日本に帰国。
生まれながらに希少な体験をする(覚えてませんが・・)。
その後大学まで埼玉&東京で育ち、2001年よりベンチャー・リンクに勤める。
複数の 転職を経て、2006年9月に株式会社プラゼールを設立。
焼肉屋やゴルフスクール等の直営店を経営しながらフランチャイズ展開の支援を行う。
そして2010年、カンボジアでの事業をスタート。
さらに2011年2月より妻・娘(2歳)と共にカンボジアへ 完全移住し、HUGS Co.,Ltd.を設立。数百ヘクタールの大規模農業を中心に、 養豚・養殖・精米所の運営など様々な事業展開を行う一方で、孤児院や学校の 支援も行う。

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