急成長を遂げるカンボジア3大都市の魅力【黒川治郎氏@カンボジア】

カンボジアには20の州と4つの特別市があります。
有名なコーヒーの産地ラタナキリ州(ベトナム国境に隣接)、世界遺産があるプレアヴィヒア州(タイ国境に隣接)などなど様々な特色を持った州や特別市が存在します。
今回のコラムでは、その中でもカンボジアの3大都市である「プノンペン」「シェムリアップ」「シアヌークビル」をご紹介したいと思います。

■プノンペン(特別市)
・人口 1,501,725人
・面積 290km²(東京23区の約半分)
カンボジアの首都。
近年のプノンペンの開発スピードには目を見張るものがあります。
日本が支援するプノンペン経済特区(PPSEZ)には、ヤマハ発動機や味の素など大手日本企業が進出しており、今年はミネベアそして住友電装が操業を開始する予定です。
中国や近隣のタイ、ベトナムの人件費上昇を受け、日本企業のカンボジア進出意欲が高まっています。
(プノンペンの工場労働者の月給は100米ドル程度で、バンコクの約半分。)

在住日本人数は700人ほど。
日本食レストランや日本食材専門ショップがあり食生活には不便しません。
王宮や高級ホテルが建ち並ぶ街並みは美しく、外国資本の洒落たレストランやカフェが次々にオープンしています。
インターナショナルスクールの数は多く、日本語による補習授業校もあります。
我が家の2歳児もインターナショナルスクールの幼稚部に入園しました。
夜の繁華街も賑わっており、クラブやカラオケが人気です。
プノンペンで唯一のカジノはホテル「NAGA WORLD」で楽しめます。
またプノンペンの中心部は治安も良く、家族でも暮らしやすい街です。

※経済特別区(SEZ)とは
経済発展のために法的、行政的に特別な地位を与えられている地域を指します。
SEZ進出企業は適格投資案件(QIP)と同様の優遇措置に加え、全ての業種において付加価値税(VAT)が免税になります。
日本が支援する経済特区は、「プノンペン経済特区」と「シアヌークビル港経済特別区」の2箇所があります。

■シェムリアップ(州)
・人口 896,309人
・面積 10,299km²
観光業はカンボジアのGDPの15%近くを占める重要な産業です。
その多くが世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップに集中しています。
観光客数は順調に増加し、今年は昨年対比13%増の250万人強と見込まれています。
国別ランキングは、1位ベトナム、2位韓国、3位中国、4位アメリカ、そして5位が日本となっています。

アンコール遺跡群の人気観光スポットは、アンコールワット、バイヨン、そしてタプロムです。
タプロムは、映画「トゥームレイダー」の舞台になった遺跡で、歴史を感じる巨木と石が圧倒的な存在感を放っています。

遺跡を守るためシェムリアップの街並みは「アプサラ」という政府機関の法律で守られており、高層ビルを建ててはいけないなどの規則があります。
一番厳しい場所では、土に穴を掘っても警察に捕まります!!

パブストリートと呼ばれる繁華街は日夜、欧米人の観光客で溢れています。
アマンやラッフルズなどの高級ホテルやリゾート型ホテルが多数あります。
人々は穏やかで治安も良く、安心して旅行ができる街です。

■シアヌークビル(特別市)
・人口 199,902人
・面積 868km²
シアヌークビル港はカンボジア唯一の深海港で、取扱高は順調に伸びています。
中国資本の経済特区(SEZ)が既にあり、日本企業の進出も決定しています。
今年の12月には日本政府のODAで開発が進められている「シアヌークビル港経済特別区」が完成予定です。
他にはあまり見られない高水準なインフラが整備され、カンボジア政府からも、さらなる日本企業の進出が期待されています。

そしてシアヌークビルと言えばなんといっても白い砂浜ときれいな海!
ビーチは場所によって様々な特徴があります。
屋台やレンタルショップが並び賑やかなオーチティルビーチ、市街地から遠く手つかずの白浜が魅力的なオートレスビーチ、高級ホテルソカーのプライベートビーチなど。
近隣に多数存在する島では透き通った海でスキューバダイビングやフィッシングもできます。
まだまだ他国のリゾート地に比べると穴場的な場所が多くあり魅力的です。
また、取れたての新鮮なシーフードは絶品です!
今後は間違いなくアジアのリゾート都市として注目されていくことでしょう!

著者紹介

黒川治郎氏
HUGS Cambodia Co.,Ltd. Chief Directer 兼 株式会社プラゼール代表取締役

黒川治郎氏

1979年イラク・バグダッドで生まれる。
1年半後、イランイラク戦争の開戦に伴って日本に帰国。
生まれながらに希少な体験をする(覚えてませんが・・)。
その後大学まで埼玉&東京で育ち、2001年よりベンチャー・リンクに勤める。
複数の 転職を経て、2006年9月に株式会社プラゼールを設立。
焼肉屋やゴルフスクール等の直営店を経営しながらフランチャイズ展開の支援を行う。
そして2010年、カンボジアでの事業をスタート。
さらに2011年2月より妻・娘(2歳)と共にカンボジアへ 完全移住し、HUGS Co.,Ltd.を設立。数百ヘクタールの大規模農業を中心に、 養豚・養殖・精米所の運営など様々な事業展開を行う一方で、孤児院や学校の 支援も行う。

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